この研究は、外科的なL5脊髄神経結紮(SNL)による神経損傷ラット(n=25)を用いて、脊髄後根進入部(DREZ)の電気刺激(50 Hz、パルス幅0.2ミリ秒の2相パルス、刺激時間5分)により広ダイナミックレンジ(WDR)神経活動が抑制されるか否かを調べた。刺激強度は、坐骨神経のAα/β線維が活性化され、Aδ/C複合活動電位の誘発なしに逆行性Aα/β複合活動電位を誘発する最小電流が測定したされるレベルとした。その結果、SNLラットで見られたWDR神経の自発的活動率上昇は、刺激前レベルに比べ、DREZ刺激後に有意に低下した;擬似手術群(n=8)、神経損傷群のどちらにおいても、DREZ刺激により、皮内(皮膚受容器)の段階的電気刺激(0.1-10 mA、2ミリ秒間)に対するWDR神経反応のC成分が低下し、A成分は低下しなかった、と報告している。
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