この研究は、微小アンテナ（1mm－数10μmの大きさ、数10μW－数nWの消費電力：形式は電気ダイポール、ループアンテナ、ループ+コア）を体内に植え込み、外部の受信機（アンテナからの距離1m）に向けて個々のニューロン活動を無線送信するという無線周波（RF）神経テレメトリの実現可能性と電磁気学的な限界について理論計算した。アンテナがデータ送信に要する電力を、アンテナが周辺の組織を損傷せずに放散・吸収させられる電力と比較した結果、アンテナの小型化が深刻な不利益になることが判明した；ヒト神経1本の活動を10μmサイズのアンテナで送信し、頭部表面の受信機でモニタする場合、可能なチャネル容量は0.3bps程度になってしまう、と報告している。
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