この研究は、大腿四頭筋のパルス電流（50Hzの2相パルス）刺激時に患者が感じる不快感および電気誘導性トルク最大値（MEIT）に対する刺激相パルス幅（400、700、1000µs）の影響を、健康な被験者（n=19）内での2回反復測定により調べた。実験は2部構成で、第1部は、刺激相パルス幅の違いによるMEITを測定した。第2部は、刺激電流値を筋収縮が最大等尺性随意収縮（MVIC）の40%値に達するまで増加させ､その時感じる不快感のパルス幅による違いを測定した。その結果、各パルス幅でのMEITは、MVICの55.0、56.3、58.0%であったが、この3つに有意差はなかった；不快感の大きさはパルス幅の増加とともに有意に増加下、と報告している。
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