この研究は、慢性片麻痺患者(n=19:中等度および軽度)を対象に、両大脳半球の一次運動野に与えたデュアル経頭蓋電流刺激(tDCS)の1回処置が、2つの重要な手指動作(掴みと器用さ)を改善するか否かを調べた。二重ブラインド化、無作為化させて、各患者はtDCSの真の刺激と擬似刺激の2つのセッション(クロスオーバー化)を受け、各セッションの開始前、中、直後、20分後の4回、マニピュランダムを用いた掴み動作評価およびパーデューペグボード検査(PPT)による指先の器用さ評価を行った。その結果、掴み動作評価は、真の刺激セッションの終了後20分で、擬似刺激セッションに比べ有意な改善が見られた;器用さスコアは、真の刺激セッション中に改善が見られ始め、終了後20分後に最高に達した、と報告している。
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