この研究は、著者らが開発した電気的な皮下組織熱刺激システムの性能を灸との比較で検討した。このシステム(2MHz、最大出力200W)は、高周波誘電加熱装置、電極:刺激プローブ(直径1.5cmの円柱型)とプレート、負圧発生器(プローブ固定のためカッピンググラス内を陰圧にする)光ファイバー式熱測定システムからなる。雄のニュージーランド白ウサギ(n=5)をプレート上に置き、プローブから高周波パルスを大腿部の皮下組織(深さ5mmおよび10mm)に与えた。刺激パルスのデューティ比、繰り返し回数、出力を制御した場合の熱分布を、灸(直径1.5cm)のものと比較した。その結果、電気的熱刺激および灸による皮下5mmおよび10mmでの熱分布は、それぞれ95%および91%で相関した;皮下温は、灸に比べ電気刺激の方が低かった、と報告している。
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