この研究は、低レベルミリ波(60 GHz)照射がヒルの中央体部結節種の個別ニューロン活動に与える生理学的影響を調べた。入射電力密度1、2、4 mW/cm2のミリ波をそれぞれ1分間、結節種全体に与え、それと同時に、標準的電気生理学装置を用いて活動電位を測定した。比較のため、米国のばく露限度値である1 mW/cm2の6分間ばく露も実験した。その結果、ミリ波ばく露中、および温水漕による段階的加温中(温度上昇速度0.04℃/秒;すなわち2.4℃/分)のいずれにおいても同じように、量依存的な細胞膜過分極および活動電位振幅減少を示した;ミリ波ばく露と段階的加温で違いが見られたものがあった(活動電位半値幅の低下はミリ波ばく露で著しい;発火率は全ての電力密度のミリ波ばく露で抑制され、段階的加温では量依存的に増加した)、などを報告している。
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