[携帯電話基地局の送信機の時間平均出力とその電磁界へのばく露] tech./dosim.

Time averaged transmitter power and exposure to electromagnetic fields from mobile phone base stations

掲載誌: Int J Environ Res Public Health 2014; 11 (8): 8025-8037

この研究は、携帯電話基地局からの高周波電磁界ばく露評価モデルを検討した。この評価モデルへの入力情報として用いられるものに等価放射電力(ERP)があるが、これは通信トラフィック量より時間変動する。ばく露の時間平均を明らかにするためには平均ERPが必要である。そのため、スイスコムの通信ネットワーク上の37箇所の基地局のデータを用いて、UMTSのデューティ・ファクタ(最大出力に対する時間平均出力の比率)を決定した。37箇所には、都市部、郊外、ホットスポットなど種々の地域や条件の基地局を含めた。その結果として、全ての地域を平均した、24時間平均のUMTSデューティ・ファクタが得られた;平均出力は最大出力の約3分の1になる、と報告している。

ばく露