[短期間の足首の視覚運動学習に対する小脳のtDCSの極性に依存しない影響] med. app.

Polarity independent effects of cerebellar tDCS on short term ankle visuomotor learning

掲載誌: Brain Stimul 2013; 6 (6): 966-968

この研究は、健康被験者に短期的な足首の視覚運動学習(追跡タスクにより足首を動かす学習)を行わせ、同時に小脳または運動皮質経頭蓋直流刺激tDCS)を行い、それぞれのtDCSが運動学習に与える影響を調べた。被験者は8人で、与えたtDCSは、小脳への陽極tDCS(即通性)または陰極tDCS(抑制性)、運動皮質M1への陽極tDCSまたは陰極tDCS、および擬似tDCSである。実験の前後での前脛骨筋の皮質興奮性の変化、追跡運動の正確さの変化を調べた。その結果、小脳への陽極および陰極、M1への陽極のtDCSで、足首の追跡タスクの正確さが改善した;この変化は、前脛骨筋の運動による皮質興奮性の変化に関係しなかった、と報告している。

ばく露