[真および擬似の経頭蓋直流刺激中の快適感の知覚:二重ブラインド試験] med. app.

Perception of comfort during active and sham transcranial direct current stimulation: a double blind study

掲載誌: Brain Stimul 2013; 6 (6): 946-951

この研究は、経頭蓋直流刺激tDCS)中の耐容性および体験される快適感のレベルを、多数の被験者(n=149;2mA、30分間のtDCSセッション195回)で調べた。また、真および擬似のtDCSが識別できるか否かも評価した。二重ブラインド化してセッションを実施し、被験者には、(i)快適感レベルの視覚評価尺度による評価、 (ii)体験した症状の報告、(iii) セッション終了時にtDCS が真か擬似かの判断をさせた。その結果、有害な影響は無かった;快適感レベルは、擬似条件の方が真の条件より有意に高かった;体験した症状の数は、両条件で同等であった;しかし、報告された症状の大部分において、訴えた被験者の割合は真の条件の方が擬似の条件より高かった;被験者は、十分信頼性高く刺激条件を識別することはできなかった、と報告している。

ばく露