この研究は、脳卒中後の非流暢性失語症の患者(n=24)を被験者として、早期リハビリテーション期の発語および言語訓練(SLT)と陽極経頭蓋直流刺激(A-tDCS)の組合せによる言語能力改善の効果を調べた。被験者を無作為に、真のA-tDCS群(n=14:1 mA、 10 分間)と擬似tDCS群(n=10:1 mA、25秒間)に分け、両群ともtDCS(真/擬似)後に45分間のSLTを行うセッションを1日1回、週5日、3週間行った(15回)。この実験の開始前、15回のセッション終了時、その3ヶ月後に呼称能力を評価した。その結果、両群ともセッション終了後に有意な改善がみられた;「呼称の正確さ」、「呼称までの時間」に関して、両群に有意差はなかったが、真のA-tDCS群の方が「呼称までの時間」の効果サイズが大きかった、と報告している。
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