この研究は、経頭蓋直流刺激(tDCS)および身体訓練(PT)の組合せセッションの1回実施により、大脳白質病変患者(n=9)の歩行と平衡に改善が見られるか否かを、二重ブラインド化クロスオーバーデザインで臨床試験した。患者はtDCS(真/擬似)の実施中に歩行と平衡のPTを受け、1週間後にtDCS(擬似/真)の実施中に同様のPTを受けた。両セッション後にそれぞれ歩行機能(歩行速度、歩幅、歩幅変動性)、平衡機能(定量的後方突進テスト)を評価した。その結果、真のtDCSとPTの組合せセッションでは、歩行速度、歩幅、歩幅変動性、および平衡機能が有意に改善した;擬似tDCSとPTのセッションでは有意な変化は見られなかった、と報告している。
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