[経頭蓋直流刺激および身体訓練を適用した大脳白質病変患者における歩行と平衡の改善:探索的研究] med. app.

Improving gait and balance in patients with leukoaraiosis using transcranial direct current stimulation and physical training: an exploratory study

掲載誌: Neurorehabil Neural Repair 2013; 27 (9): 864-871

この研究は、経頭蓋直流刺激tDCS)および身体訓練(PT)の組合せセッションの1回実施により、大脳白質病変患者(n=9)の歩行と平衡に改善が見られるか否かを、二重ブラインド化クロスオーバーデザインで臨床試験した。患者はtDCS(真/擬似)の実施中に歩行と平衡のPTを受け、1週間後にtDCS(擬似/真)の実施中に同様のPTを受けた。両セッション後にそれぞれ歩行機能(歩行速度、歩幅、歩幅変動性)、平衡機能(定量的後方突進テスト)を評価した。その結果、真のtDCSとPTの組合せセッションでは、歩行速度、歩幅、歩幅変動性、および平衡機能が有意に改善した;擬似tDCSとPTのセッションでは有意な変化は見られなかった、と報告している。

ばく露