[ヒメトビウンカおよびウンカの成長、発達、生殖に対するほぼゼロ磁界の生物効果] med./bio.

Bio-effects of near-zero magnetic fields on the growth, development and reproduction of small brown planthopper, Laodelphax striatellus and brown planthopper, Nilaparvata lugens

掲載誌: J Insect Physiol 2014; 68: 7-15

この研究は、地磁気(GMF)を遮蔽したほぼゼロ磁界(NZMF)が長距離移動の習性のある2種のウンカの成長、発達、生殖に与える影響を実験的に調べた。NZMFは低磁界空間システム(Hypomagnetic Field Space System:HMFs)により設定した。実験に用いたのは、ヒメトビウンカ(SBPH:学名Laodelphax striatellus)およびウンカ(BPH:学名Nilaparvata lugens)である。その結果、2種ともNZMF群ではGMF群に比べ、卵期および幼虫期が遅延し、成虫の体重および雌の生殖能力が低下した、などさまざまな所見を報告している。

ばく露