この研究は、気分障害に対するニューロモジュレーションの効果の定量化には感度の高いアウトカム尺度が必要であるとの観点から、一人の稀少患者(気分障害)の右扁桃体へのパルス電界刺激(8分間)により誘導される気分の一過性変化の同定に新規に開発された情緒バイアス(AB)タスクが有用か否かを調べた。同じ日に実施した刺激有りと無しの2条件でのタスクの成績を分析した。刺激に用いたパルス電界は50 Hz、15 V、パルス幅200 μsであった。その結果、パルス電界刺激によりABタスクの成績に有意な正のシフトが見られた;一方、自己申告した気分の所見には曖昧さが見られた、と報告している。
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