この研究は、正弦波超低周波磁界の局所ばく露(LSELF-MF)が神経フィードバック(NF)に与える影響を実験的に調べた。24人の健康な被験者で、頭部Czのベータ波(15-18 Hz)を増強し、同時にシータ波(4-7 Hz)と高域ベータ波(22-30 Hz)を抑制するNF訓練セッション(10分間)を10回行い、それぞれのセッションの前、セッション中、後に当該脳波成分を測定した。さらに全被験者は、訓練セッション中に45 Hz-360 µTのLSELF-MFばく露をCz.に与えられていると信じさせられたが、実際には真のばく露が与えられたのは16人で、残りの8人は擬似ばく露であった。その結果、ばく露群、擬似ばく露群とも、訓練セッション中のシータ/ベータ比には事前、事後との有意差が見られた;擬似ばく露群に比べ、ばく露群では訓練セッション中のシータ/ベータ比が有意に低くなった、と報告している。
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