この研究は、BDNF Val66Met および5-HTT(5-HTTLPR)遺伝子多型が経頭蓋直流刺激(tDCS)による抗うつ反応に関連するか否かを調べた。この研究に先立ち著者の施設で実施したtDCSおよびセルトラリンの有効性評価臨床試験のデータを使用して、120人のうつ患者(中等度から重度、抗うつ剤不使用)を被験者とした。BDNF(Val/Val vs. Met-carries)および5-HTTLPR(long/long vs short-carriers)配列がtDCS(真のばく露/擬似ばく露)およびセルトラリン(セルトラリン/プラセボ)への反応の予測子であるか否かを分散分析で評価した。その結果、5-HTTLPRのlong/long ホモ接合体ではtDCS効果が高まったが、shortキャリアでは影響が無かった、などを報告している。
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