[経頭蓋直流刺激またはセルトラリンへの応答に対する5-HTTLPRおよびBDNF遺伝子多型の影響:セロトニン作動系への影響] med. app.

Impact of 5-HTTLPR and BDNF polymorphisms on response to sertraline versus transcranial direct current stimulation: implications for the serotonergic system

掲載誌: Eur Neuropsychopharmacol 2013; 23 (11): 1530-1540

この研究は、BDNF Val66Met および5-HTT(5-HTTLPR)遺伝子多型経頭蓋直流刺激tDCS)による抗うつ反応に関連するか否かを調べた。この研究に先立ち著者の施設で実施したtDCSおよびセルトラリンの有効性評価臨床試験のデータを使用して、120人のうつ患者(中等度から重度、抗うつ剤不使用)を被験者とした。BDNF(Val/Val vs. Met-carries)および5-HTTLPR(long/long vs short-carriers)配列がtDCS(真のばく露擬似ばく露)およびセルトラリン(セルトラリンプラセボ)への反応の予測子であるか否かを分散分析で評価した。その結果、5-HTTLPRのlong/long ホモ接合体ではtDCS効果が高まったが、shortキャリアでは影響が無かった、などを報告している。

ばく露