研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[脊髄刺激(SCS)は神経損傷による身体活動低下を改善する] med./bio.

Spinal cord stimulation (SCS) improves decreased physical activity induced by nerve injury

掲載誌: Behav Neurosci 2014; 128 (5): 625-632

この研究は、脊髄刺激(SCS)により、神経損傷による身体活動低下が改善されるか否かを動物モデルで実験した。まず初めに、神経損傷神経部分損傷(SNI)モデル)が身体活動を低下させるか否かを、SNI群と無処置群で4週間比較することにより検討した。次に、神経損傷で低下した身体活動がSCS(4または60Hz、運動閾値の90%の強度)で改善するか否かを、SNI+SCS群とSNI+擬似SCS群の比較で検討した。また、1日6時間、3ヶ月間のSCS処置の間、効果が持続するか否かも検討した。身体活動は、自動化活動チャンバ内での30分間の行動観察により評価した(3ヶ月の間、1-2週間の間隔で)。その結果、SNIの動物は3ヶ月間、痛みに対する足の引っ込め反応閾値の低下、および身体活動の低下を示した;4および60HzのSCSは共に、SCS施術中および直後の引っ込め反応閾値を上昇させ、全般的な身体活動を上昇させた(3ヶ月間)、と報告している。

ばく露