[磁界ばく露時のパッチクランプ細胞でのカルシウムイオン輸送] med./bio.

Ca2+ ion transport through patch-clamped cells exposed to magnetic fields

掲載誌: Bioelectromagnetics 1995; 16 (1): 33-40

<目的>これまでの実験では、磁界生物間の共鳴的な相互作用が存在するとした仮説を支持する証拠が示されてきたが、この実験ではそのひとつの相互作用の場と考えられている膜チャンネルについて、検証することが目的である。 <方法>RINm5Fβ-細胞カルシウムイオンに合わせてセットしたサイクロトロンレゾナンス磁界に曝露し、全細胞パッチクランプ法によりカルシウムの流量を測定した。交流磁界は20.9μTを繰り返しONにしたりOFF にしたりして磁界曝露の影響を調べた。 <結果>交流磁界の周波数を12~60-Hzまで8種類変えながら4個の細胞について59回計測してみたが、磁界曝露の影響はみられなかった。さらに周波数を10~22-Hzまで8種類変えて4個の細胞について166回の計測を行ったが、磁界の影響はみられなかった。

ばく露