この研究は、魚の急速な逃避行動開始に係わるマウスナー細胞(迅速な泳ぎ反応のために特化した巨大な網様体脊髄路ニューロン)の電界パルス(EFPs)に対する反応を調べた。マウスナー細胞は、聴覚的、機械的、視覚的刺激を統合して運動ニューロンを活性化する。一方、EFPsに対する反応時間は非常に短く、EFPsから2ミリ秒以内に多くの反応が開始される。これらの事実を前提に種々の実験を行った結果、マウスナー細胞自体に外部の電位勾配に対する高感受性があり、感覚細胞経由による遅延をバイパスして、EFPsが直接マウスナー細胞を刺激することが示されたと報告している。
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