この研究は、ジャンガリアンハムスターに特製の方形導波管を用いてRF-EMF(900 MHz、GSM変調)の種々のSARレベルの個体ばく露(SARレベル:0(擬似ばく露)、0.08、0.4、4 W/kg)を1週間行い、その後1週間経過観察した。1日1回、背の毛の中の温度(皮膚温の代替)および眼の角膜の温度(体温の代替)を赤外線温度計で測定した。環境空気および呼気の指標を連続測定し、餌と水の摂取量および体重を週に1回測定した。その結果、4 W/kgのばく露群においてのみ、以下の変化が有意に見られた;毛の温度の約0.5度の上昇(但し体温は変化せず)、餌の摂取量低下(但し水分摂取および体重には変化)、日中の二酸化炭素排出が低下し(夜間は変化せず)、酸素消費は変化しなかったため、日中の呼吸商が低下(夜間も有意でない若干の呼吸商低下がみられた)、と報告している。
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