この研究は、同著者の論文「オーストラリア国メルボルンの住宅内電力周波磁界の調査」(本誌2014電子版)において、標本(測定対象とした住宅296戸)に地域集団代表性があるか否かを検討した。標本はメルボルンの電話帳から無作為に抽出された。著者の検討によれば、電話帳というサンプリングフレームは人口センサスに比べ幾分かのバイアスを引き入れる;また、送電線などの電気設備が見える距離に住む住民において約2倍参加率が高かったという自己選択バイアスも確認された;しかし、バイアス補正により補正された磁界レベルは、測定値より若干低下した過ぎなかった(2.8-6.0 %以内);したがって、調査で報告された測定値は、メルボルンの住宅での磁界の分布の良い推定値である信頼できる、と報告している。
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