[経頭蓋直流電流刺激による抑うつの認知制御の改善] med. app.

Amelioration of cognitive control in depression by transcranial direct current stimulation

著者: Wolkenstein L, Plewnia C
掲載誌: Biol Psychiatry 2013; 73 (7): 646-651
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この研究は、大うつ病（MDD）で低下する背外側前頭前野（dlPFC）の活動性が経頭蓋直流刺激（tDCS）により高まり、認知障害が改善されるか否かを、二重ブラインド化、バランス化、無作為化、擬似ばく露制御、交叉法による試験で検討した。被験者は22人のMDD患者群および22人の健常者群で、tDCSを1セッション行った。認知障害の評価には、遅延反応ワーキングメモリ課題を用いた。その結果、左側dlPFCへのtDCS処置により、MDD群における認知コントロール障害は改善された、と報告している。

ばく露