この研究は、10人のジストニアの小児において、運動皮質の陰極頭蓋直流刺激がジストニア症状の緩和に有効か否かをブラインド化しない試験で調べた。刺激の前と後に追跡タスクを行わせ、追跡成績およびタスク中の筋電図の筋肉オーバーフロー現象を測定した。その結果、10人のうち3人で、オーバーフローの有意な減少がみられた;もう1人は、追跡エラーの有意な低下を示した;オーバーフローの減少は、追跡に用いる手が刺激頭側と反対の場合の方が、同側の場合より多くみられた;被験者全員の平均では、成績向上は有意に達しなかった、と報告している。
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