研究のタイプ: 疫学研究 (observational study)

[1.5-7テスラMRIスキャナの漏えい静磁界への医療および研究スタッフの職業ばく露は一過性症状の報告と関連する] epidem.

Occupational exposure of healthcare and research staff to static magnetic stray fields from 1.5-7 Tesla MRI scanners is associated with reporting of transient symptoms

掲載誌: Occup Environ Med 2014; 71 (6): 423-429

この研究は、オランダの14の臨床用および研究用MRI施設のスタッフ361人での観察研究である。調査参加者には、職務活動および就業日に経験した症状(MRI関連可能性のある症状リストおよび一般的症状リストでチェック)の日記をつけさせた。633の日記を分析した。MRIの強度・型式によりばく露カテゴリーを区分し、MRIスタッフであるがMRIを使用する職務ではない人を参照カテゴリーとした。その結果、ばく露カテゴリーで変動するが、MRI職務時間中の16-39%で症状が報告された;1.5T以上のMRIボアの近くで作業するスタッフにおいて、スキャナ強度と報告された症状の間に関連が見られた(1.5 T OR=1.88;3.0 T OR=2.14;7.0 T OR=4.17);主に報告されたのはめまいと金属味であった、と報告している。

ばく露