＜目的＞短期(short-term)および長期(long-term)細胞死と細胞膜の透過度との関連性を検討する。 ＜方法＞CHO細胞にパルス電界を負荷し、細胞の透過度を変化させる。細胞の透過度と電界強度、ならびに細胞死の形態（短期および長期）の関連を調べる。 ＜結果＞短期細胞死は電界強度が1.0kV/cmを超えるとそれ以後比例して増加した。長期細胞死は0.5kV/cmを超えるとそれ以後比例して増加した。また、細胞集団の膜透過度が高くなるほど、長期細胞死が多く見られた。パルスの数ならびにパルス間隔が増すに従って、膜透過度および長期細胞死が急激に増加した。細胞死は電界強度に比例的に見られた。
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