この研究は、肩関節インピンジメント症候群(SIS)の患者の痛み軽減、機能および筋力の改善に対するパルス電磁界(PEMF)および運動の効果を評価した。公立病院のリハビリテーション科外来患者(n=56)において、無作為二重ブラインド・プラセボコントロール臨床試験を実施した。真のPEMF治療群(n=26)、擬似PEMF治療群(n=30)で、3週間のPEMF治療(擬似治療)と運動を組み合わせて行った。終了直後に肩の機能検査を行い、その後9週および3ヶ月に再度検査した。その結果、真のPEMF治療群では、全追跡期間において、治療前比べ機能レベルが高く、痛みが少なかった;擬似PEMF治療群では、9週および3ヶ月後の追跡でのみ治療前比べ機能レベルが高く、痛みが少なかった;しかし、両群での差異はみられなかった、と報告している。
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