この研究は、ラットの血清中の主要元素および微量元素の濃度に対する電磁パルス(EMP)の影響を調べた。80匹の成獣のSD雄ラットを50-kV/m EMPばく露群(n=10)、100-kV/m EMPばく露群(n=10)、200-kV/m EMPばく露群(n=40)、擬似ばく露群(n=20)に分けた。200発のEMP(電界強度50-200kV/m、立ち上がり時間10ナノ秒、パルス幅350ナノ秒、0.5 Hz)をギガヘルツTEMセルを用いてばく露した。EMPばく露後6、12、24、48時間にそれぞれ屠殺し、頸動脈から採血し、血清中のナトリウム(Na)、カリウム(K)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、亜鉛(Zn)、銅(Cu)、鉄(Fe)、セレン(Se)、マンガン(Mn)の濃度を測定した。その結果、どのEMP強度においても、EMFばく露から48時間以内では、擬似ばく露群に比べ、全ての元素の濃度は変化しなかった;ただし、EMPの強度が高くなるにつれて、K濃度低下、Ca濃度上昇が見られた、などを報告している。
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