[英国の子供、ティーンエイジャー、若年成人における脳腫瘍の症例対照研究:パイロット研究] tech./dosim.

UK case control study of brain tumours in children, teenagers and young adults: a pilot study

掲載誌: BMC Res Notes 2014; 7: 14

この研究は、英国に20ある小児がん診療センターのうちのマンチェスターおよびリーズのセンターを拠点とした子供、ティーンエイジャー、若年成人における脳腫瘍症例対照研究パイロット研究である。適格症例は0-24歳で神経上皮由来の頭蓋腫瘍と当該センターで新規に診断されたたもの、対照は、当該センターの一般診療科受診者リストから性別と年齢を度数マッチングして(=症例群と対照群で性別と年齢の分布が同じになるようにして)、抽出された。その結果、症例49、対照78にインタビューできた(参加率は症例52%、対照32%);10-14歳で、症例の半数、対照の3分の2が携帯電話を使用しており、その大半が10-14歳で使用開始した;母乳哺育の割合は対照より症例の方が低かった;帝王切開術は対照より症例の方が高かった;出生時体重 > 3.5 kgは、対照より症例で有意に多かった;3人以上の兄弟姉妹がいるのは、対照より症例で多かった;参加者の大半(>80%)は、分子疫学的研究のために血液または唾液を採取することに賛成した、と報告している。このパイロット研究は、適格症例を高い割合で参加させること、将来的には生物学的標本収集も可能な対照の同定することを目的として、臨床チームと連携する調査方法を検討したと述べている。

ばく露