この研究は、ニワトリ有精卵の孵化中の18日間毎日、1800MHz電磁界ばく露を与え、胚発生の12、18日目、および孵化後の1日目と42日目に採取した血液サンプルの甲状腺ホルモン(T4、T3)およびコルチコステロン(CORT)の血漿中レベルを調べた。300個の有精卵を100個ずつの対照群、擬似ばく露群、ばく露群に分けた。ばく露(擬似ばく露)は、卵の上方24 cmのアンテナから、1800MHz、電力密度0.09 - 0.11 W/m2の電磁界を24時間中に10回、4分間/回で行った。胚期および孵化1日目での採血は心臓穿刺、孵化後42日目は腋下の翅脈からの採血で、各群15個体ずつ行った(孵化率、生存率等のデータは記されていない)。その結果、ばく露群では、胚期および孵化1日目において、T4、T3レベル低下、CORTレベル上昇が見られた;孵化42日目では、調べたホルモンのレベルに3群で違いはなかった、と報告している。
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