この研究は、NMRIマウスを用いた体外受精実験において、超低周波パルス電磁界(ELFPEMF:5 kHz、1.3 mT)ばく露によって受精率が変化するか否かを調べた。10匹の雌と2匹の雄のNMRIマウスを、同数ずつのELFPEMFばく露群と対照群に分けた。各個体から採取した卵の第二分裂中期(Metaphase II)に精子と合わせて培養する際に、ELFPEMFばく露群には5時間のELFPEMFばく露を与えた。顕微鏡による2PN接合子の確認を受精成功の判断基準とした。その結果、ばく露群、対照群それぞれの採取卵は191個と173個、そのうちMetaphase II期に達した卵は58個(30.05%)と52個(30.36%)、受精成功率は77%と68%であった;これらの成功率に有意差はなかった、と報告している。
このウェブサイトはクッキー(Cookies)を使って、最善のブラウジングエクスペリエンスを提供しています。あなたがこのウェブサイトを継続して使用することで、私たちがクッキーを使用することを許可することになります。