この研究は、MRIに関する医療業務に従事するスタッフを、静磁界職業ばく露からプレコーショナリ的に防護するためのばく露評価について検討した。本文では、ICNIRPの静磁界ガイドライン(2009)、職業者ばく露に関する欧州指令(2013)に触れつつも、著者は、イタリアの「最もコンサバティブ」(本文通り)な、ある規制にしたがって、静磁界強度の他に、そのばく露時間を組み入れたばく露評価をすべきとの見解を持っている。就業中の磁界強度とばく露時間の記録用カードを作成し、0.25 から3.0 Tまでの5台のMRIについて、そこで作業するスタッフにホール素子測定器を装着させ、そのデータを記録させた。測定器、測定者によるデータの一貫性をKruskal-Wallis検定した。測定データを、イタリアのその規制の上限値であるという200 mT・hと比較した結果、この値を上回る事例はなかった、などを報告している。
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