この研究は、市販の携帯電話機を用いて、217 Hzでパルス変調した最大出力2W の890-900MHz(SARは0.95 W/ kgと記されている)の電磁界(EMF)にばく露したモルモットの心電図への影響を調べた。モルモットは対照群(n = 10:ばく露実験室とは別室で管理)とEMFばく露群(n = 20)に分けた。ばく露は、ケージに掛けた携帯電話の電源を1日12時間ONにし(11時間45分間は待機モード、15分間は通話モード)、30日間連続ばく露した。ばく露実験開始前および実験10、20、30日目の4回、両群の各モルモットの両足と胸部に鰐口クリップ電極を取り付け、モルモットが落ち着くのを5分間待って、心電図の四肢誘導I、II、III、aVR、aVL、aVFを直記式心電計で、紙送り速度と感度を一定にして記録した。II誘導の各波形の持続時間と振幅を共分散構造分析(SEM)した結果、ばく露による有意な影響は見られなかった、と報告している。
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