この研究は、誘導加熱装置として、るつぼ形誘導炉（50Hzで稼働）と誘導焼き入れ機（67Hzまたは520Hzで稼働）を取り上げ、それらの装置からのばく露を調査した。また、以前に著者が開発、公表した、電磁界測定値を空間平均するアルゴリズムを今回の新しいデータで検証した。また、ガイドラインの参考レベルを上回る磁束密度が測定された位置に置かれた人体モデルの体内誘導電界を計算した。その結果、全ての人体ばく露において、体内誘導電界は基本制限を下回った；例えば、誘導炉から30cmの位置の作業者の体内誘導電界の上位0.1パーセンタイルの下限値は0.193 V/mであった、と報告している。
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