この研究は、心臓ペースメーカ(双極のセンシング、ぺーシング型)を植え込んでいる患者ボランティア11人を対象に、一般的環境電磁界へのばく露実験を行い、電磁干渉発生の有無を調べた。試験した電磁環境は、2種類のピコサイズGSM携帯電話基地局(アンテナと胸部との距離50cmの位置で30秒間起立姿勢をとった;胸部での電界強度16V/m)、電気駆動のコミュータトレイン(車内の磁界最大値はサイリスタ格納室横の座席上での170μTであった。ボランティアはその席に腰掛けて電車の加速を2回経験した他、加速時に車内で格納室壁に寄りかかって起立姿勢をとった)、高圧架空送電線(400kV送電線下を約10分間歩行した;その時の送電電流、電圧情報に基づいた計算で、磁界と電界は3μT、4kV/mと推定された)である。その結果、3つのばくろ環境で電磁干渉を経験したペースメーカはなかった、と報告している。
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