この研究は、日本の2つの医療施設において、それぞれ3 T MRI装置で行われる通常検査時の医療従事者の静磁界ばく露をモニタした。モニタには、対象者の胸部に取り付けた3軸型ホール素子磁力計を用い、対象者がスキャナ室に入ってから出るまでのデータを記録した。2つの医療施設の放射線技師4人(男女各2人)の各人がそれぞれ行った11-16人の患者の通常検査(合計56人)時の、各人につき23-32回(合計103回)の入室についてモニタした。その結果、最大ばく露レベルは0 から1250 mT の範囲であり、磁束密度ピーク値の平均と標準偏差は428±231mTであった(サンプル数N=103);ばく露レベルと検査作業(4カテゴリー)との関係の分析では、頭部または頚部の検査においての磁束密度ピーク値の平均が最も高かった、と報告している。
このウェブサイトはクッキー(Cookies)を使って、最善のブラウジングエクスペリエンスを提供しています。あなたがこのウェブサイトを継続して使用することで、私たちがクッキーを使用することを許可することになります。