この研究は、植込み型心臓除細動器(ICD)を取り付けた人体形状のファントムを400 kV電力線の電界および磁界内に立たせ、ICDの動作を調べた。ICDを通常動作させるため、リード線で模擬的心臓信号を送った。試験したICDは10機種で、それぞれについて、ファントムを非接地、足で接地、手で接地の3通りで試験した。電界は6.8-7.5 kV/m、磁界は2.0 μTであった。その結果、試験したICDの内の1機種で258拍/分の心室拍動を記録した;この機種では、5.1 kV/mで同様の異常が見られたが、0.9 kV/m では正常に動作した、と報告している。
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