この論文は、CORAの枠組みを解説している。CORAはcommunicating risk assessments の略である。リスク評価者が取り組まなければならない情報伝達上の重要課題は、リスク評価の諸知見がもつ包括的かつ有益な情報の特質をいかにして表現して提供するかにある。そこで、情報伝達を改善することにより、非専門家がリスク評価の信頼性を判定することを援助することを目的に開発されたのがCORAである。CORAは、(1) 利害関係者および政策決定者がリスク評価報告書の信頼性を判定するため、または(2) リスク評価報告書の著者が自分の報告を評価に耐えるものにするため、に利用されることを想定している。リスク評価の信頼性を、情報を得て判定(informed judgment)するための18のクライテリアを説明している。これは、電磁界問題に限らず、リスクおよびハザード評価のどの分野にも利用可能であるとしている。
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