この研究は、ヒトの神経芽細胞株BE(2)CのTEA感受性かつ電位依存性ゲートからの膜の外へ向かうカリウムイオン電流に対する静(DC)磁界とELF交流(AC)磁界の種々組み合わせばく露の影響を調べた。DCとACの磁界の組み合わせは、カリウムイオンの「イオンパラメトリック共鳴(IPR)」条件に同調させた(Liboff [1985]などで報告された20-40μT程度のDC磁界と20-100μT程度の8HzのAC磁界の6通りの組み合わせを採用した)、と述べている。組み合わせ磁界へのばく露前、ばく露中、ばく露後に膜を通過する電流をホールセルパッチクランプ法で測定した。その結果、カリウムイオンの電流密度に磁界ばく露による有意な変化は見られなかった;今回の実験条件ではIPR仮説を確認できなかった、と報告している。
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