著者らは、EMOST (Electro-Magnetic-Own-Signal-Treatment) と称する臨床治療装置を幻肢痛やストレス状況に適用した報告をこれまでに行っている(例えば、Bokkon et al., 2011. Electromagn Biol Med.)。EMOSTとは、患者の片方の腕の皮膚表面に置いた平板電極から患者自身の生体電気信号を取り出し、特殊なアナログ処理をした信号を反対側の腕の平板電極へと帰す方法であり、このアナログ処理が治療効果の決め手であると述べている。EMOST治療の効果は成人より小児で顕著に見られる傾向があるとの見解を述べ、今回は2例の小児での慢性的な便秘と下痢の治療効果について報告している。
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