この研究は、915MHzRFIDの電磁界に全身ばく露したラットで甲状腺分泌機能への影響が見られるか否かを調べた。SD雄ラットを用い、1日8時間、1週間に5日で2、4、8、16週間のばく露実験を行った。2、4、8週間実験ではケージコントロール群、ばく露群、擬似ばく露群は各12匹、16週間実験は各群6匹とした。ばく露および擬似ばく露は電波反響チェンバ内で行われ、915MHzRFID電磁界によるSARはラットの体重により3.2-4.6 W/kgの変動があった。その結果、全てのばく露時間において、トリヨードサイロキシン(T3)、サイロキシン(T4)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)の血漿中レベルにばく露群と擬似ばく露群で変化がなかった、と報告している。
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