[高齢者の安静時血圧に対するパルス電磁界治療の影響] med. app.

Influence of Pulsing Electromagnetic Field Therapy on Resting Blood Pressure in Aging Adults

掲載誌: Electromagn Biol Med 2013; 32 (2): 165-172

この研究は、市販の磁気マットレスによる12週間のパルス電磁界PEMF治療心臓血管系機能(安静時血圧動脈血管硬化指数[ASI])に与える効果について、54人の白人男女(59.8±3.5 歳)で二重ブラインド実験した。磁気マットレスからは、特殊な変調パルス磁界が発生する(マットレス表面から20cmの位置でのピーク値100μT)。ばく露群(42人)、擬似ばく露群(12人)は、週5日、12週間、地元の保健センターに通い、仰臥位で15分間のPEMF治療(または擬似治療)を受け、この治療期間の前と後に心臓血管系検査を受けた。その結果、治療群では、治療前に比べ後の方が、収縮血圧および脈圧に有意な低下が見られたが、拡張期血圧およびASIには有意差がなかった、と報告している。

ばく露