[1.5TMRIスキャン診断中の患者にコントラスト調合剤を投与する看護婦の行動に伴う静磁界ばく露パターン] tech./dosim.

The pattern of exposure to static magnetic field of nurses involved in activities related to contrast administration into patients diagnosed in 1.5 T MRI scanners

掲載誌: Electromagn Biol Med 2013; 32 (2): 182-191

この研究は、MRIの永久磁石(B0 = 1.5 T)の近くでコントラストと称する調合剤を患者に投与する作業を行う看護婦の静磁界SMFばく露個人ばく露計で測定した。ホール素子プローブ(測定範囲0.1mT-20 T)を看護婦の胸部表面に装着し、6 Hz のサンプリング間隔でデータをポケットデータロガーに蓄積した。投与のさまざまな実技(ばく露イベント)について、測定データをB0で標準化して整理し、看護婦の職業ばく露のパターンを示した。その結果、B0の0.03%(i.e. 0.5 mT)のSMFに居るのは~0.4-2.9分間以上である;同5%(i.e. 75 mT)に居るのは時々である;注意を要する患者の状態などよっては、同30%(i.e. 500 mT)に10分以上などの場合もある;看護婦のSMFばく露レベルの変動範囲は、B0の< 5%(投与時に患者がボアから出ている場合)からB0(投与時に患者がボア内に居て、看護婦がボア内に潜り込む場合)までである、と報告している。

ばく露