[2 mT静磁界への慢性ばく露はインビトロで培養したブタ顆粒膜細胞の形態、代謝および機能に影響する] med./bio.

Chronic exposure to a 2 mT static magnetic field affects the morphology, the metabolism and the function of in vitro cultured swine granulosa cells

掲載誌: Electromagn Biol Med 2013; 32 (4): 536-550

この研究は、インビトロ培養中のブタ顆粒膜細胞(GCs)の形態、代謝および機能に対する2 mT静磁界慢性ばく露(4日間)の影響を調べた。特に、培養拡大(細胞の生存率、倍加速度)、細胞の表現型(形態と向き、アクチンおよびα-チューブリン細胞骨格)、細胞の代謝細胞内カルシウムイオン濃度、ミトコンドリア活性)、細胞の機能(内分泌活動度)を、ばく露時間24、48、72、96時間で評価した。その結果、無ばく露対照群に比べ72時間ばく露群では、細胞生存率への影響は無かったが、倍加速度が有意に低下した;それと同時に、細胞の長さと厚みが有意に変化したが、細胞の向きには影響が無かった;また72時間ばく露群ではアクチンおよびα-チューブリン細胞骨格が顕著に変化した、同時に、細胞内カルシウムイオン濃度とミトコンドリア活性の変化が観察され始めた;72時間以上のばく露で、プロゲストロンとエストロゲンの産生の顕著な変化が測定された、と報告している。

ばく露