<目的>静磁界中における赤血球の磁界配向を明らかにする。 <方法>血液から調製した赤血球を用いるか、あるいはグルタルアルデヒトで固定化した赤血球を用いた。最大8テラスの静磁界を発生する超伝導マグネットの磁界空間に赤血球溶液を入れた容器を設置し、溶液の光透過率を8テラスまでの静磁界内で測定し、赤血球の磁界配向度を求めた。 <結果および結論>静界場において、生のままの赤血球は円盤面を磁力線方向に平行に配向した。一方、グルタルアルデヒトで固定化した赤血球は円盤面を磁力線方向に垂直にして配向した。これらの配向方向の違いは、グルタルアルデヒトで固定することで、膜に結合したヘモグロビンの状態が変化して、赤血球の磁化率異方性が影響されたことによると考えられる・
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