この研究では、健康なボランティア被験者15人を、450MHzのマイクロ波(40Hz変調、比吸収率(SAR)0.303W/kg(電界強度24.5V/m)または0.003W/kg(電界強度2.45V/m))にばく露し、脳の誘電活動への影響を評価した。ばく露は1分間オフ/1分間オンを10サイクル適用した。安息時の閉眼での脳波を連続的に記録した。その結果、高い方のSARレベルでは、ベータ2(157%)、ベータ1(61%)及びアルファ(68%)の各周波数帯域で、また低い方のSARレベルでは、ベータ2(39%)の帯域で、統計的に有意な脳波出力の上昇が認められた;本研究では、SARレベルを1/100に引き下げることにより、脳波の変化と影響を受ける被験者の数が低減することが示されたが、影響がなくなることはなかった、と報告している。
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