この研究は、ヒト末梢血好中球における活性酸素種(ROS)生成に対する超低周波磁界の影響を調べた。ヘルムホルツコイル(直径10cm)を利用したばく露装置で10、40、60 μTの磁界(サイクロトロン共鳴効果を持つと報告されている磁界タイプとそうでない磁界タイプ)を血液サンプルにばく露した。ROS生成レベルは、2種類の蛍光染料(フルオレセイン類とローダミン類)を用いたフローサイトメトリにより測定した。また、respiratory burst(溶存酸素の急激な消費)の刺激剤PMAの添加も試みた。その結果、カルシウムイオンサイクロトロン共鳴周波数の磁界でのみROSの生成への影響が見られた;この影響は磁界の強度に依存した;磁界下での培養で好中球の細胞活性は若干阻害されたが、PMA刺激した好中球の場合、磁界下での培養で細胞活性は増加した、などを報告している。
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