[スマートメータからの無線周波放射の特徴付け] tech./dosim.

Characterization of radiofrequency field emissions from smart meters

掲載誌: J Expo Sci Environ Epidemiol 2013; 23 (5): 549-553

この研究は、北カルフォルニアのPacific Gas and Electric Companyのサービス地域で採用されているスマートメータ(定格出力1W)からの無線周波放射レベルの測定データを報告している。実際のスマートメータは連続的に動作するように設定されていないため、現場ではサービス部門にその都度連絡し、短時間の放射を要請して測定を実施した。スペクトルアナライザで、スマートメータが使用している902-928 MHz間の83個の送信チャンネルを掃引して、実験室および現場において、ピーク値および放射パターンを得た。デューティサイクルは、システムオペレータから取得した88000台以上のスマートメータの送信データを用いて推定した。その結果、メータ前面からの距離0.3mでのピーク瞬時値は、米国の連邦通信委員会(FCC)の公衆ばく露限度値の15%以上にはならなかった;サンプル収集期間中、メータの99.9%は1.12%かそれ以下のデューティサイクルで動作していた、個別スマートメータを据え付けた戸建て住宅6戸での測定サンプルにおいて、FCCの公衆ばく露限度値の1%を上回るような室内ピーク値はなかった、などを報告している。

ばく露