この研究は、待ち受けモードの携帯電話が位置情報データの送受信を行う際に生じるばく露が、その人個人の無線周波(RF-EMF)電磁界ばく露に影響するかを、人の1日の行動中のさまざまな状況での携帯電話の待ち受けモードでの電力密度(アップリンク)を測定して検討した。バス、電車、自動車を利用中の携帯電話からのばく露につき、3つのシナリオ(無効な携帯電話(参照機)、電源の入ったdual-band機およびquad-band機)を無作為クロスオーバー化して測定した。その結果、参照機では電車内が最も高く(1.19mW/m2)、郊外ドライブ中が最も低かった(0.001mW/m2);公共交通機関内では、他の人の携帯電話からのアップリンク放射によるバックグラウンドが高いため、所持する携帯電話のアップリンク放射がその人のRF-EMFばく露に与える影響は測定できなかった;自動車内では、参照機に比べ、電源の入った携帯電話からのアップリンクばく露は数桁高かった;待ち受けモードの携帯電話は個人のRF-EMFばく露に影響することが示された、などを報告している。
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