[HepG2細胞の磁気ハイパーサーミア治療における300 kHz交流磁界の寄与] med./bio.

Contribution of a 300 kHz alternating magnetic field on magnetic hyperthermia treatment of HepG2 cells

掲載誌: Bioelectromagnetics 2013; 34 (2): 95-103

この研究は、ハイパーサーミア状態のHepG2細胞に300kHz交流磁界(AMF)ばく露を付加することで、細胞の生存率およびアポトーシスに影響があるか否かを調べた。ハイパサーミア状態は恒温漕(内部に細胞を置く)で制御し、恒温漕の外周に巻いたコイルによりAMFを細胞に与えた。実験群は対照群(37 ℃、0 mT)、AMFばく露群(37 ℃、11 mT)、ハイパサーミア群(46 ℃、0 mT)、ハイパサーミア+AMFばく露群(46 ℃、11mT)とした。2×2の要因分析の結果、対照群に比べ、他の3群には細胞の生存率およびアポトーシスに有意差があった;細胞の生存率およびアポトーシスに対するハイパサーミアの寄与は97.36% および92.15%、AMFの寄与は1.78% および4.99%、両要因の相互作用は0.25% および2.36%であった、と報告している。

ばく露