この総説は、著者のZiskinが2011年のBioelectromagnetics Society年次大会でD’Arsonval Awardを受賞した式典での講演をまとめたものである。著者は、47年間の研究生活の前半は音波のミリ波である超音波の画像診断への応用と安全性を、後半の21年間は電磁波のミリ波について医療応用の基礎的メカニズムを中心に研究した。その当時、前ソビエトではミリ波が医療に広く応用され、その成果が報告されていたが、西側諸国ではそのような効用は事実上未知であった。著者は、低強度のミリ波を皮膚に局所的に照射すると内因性オピオイドが放出され、それが血流で全身に運ばれ、その結果として痛みの軽減やその他の効用がもたらされることを実証したという業績を述べている。
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