この研究は、発育中のラットの脳に対する低強度の16.5GHzマイクロ波放射の影響を調べた。35日齢のWister系雄ラットのばく露群(6匹;16.5GHz電磁界ばく露を1日2時間、35日間(1週間に6日間))、擬似ばく露群(6匹)で比較した。固定用プレキシガラス製ケージにラットを入れ、大きなケージ内に置いた(大きなケージの上方に設置したホーンアンテナから電磁界放射し、その下方の固定用ケージの位置での電力密度は1.0 mW/cm2であった)。ばく露終了直後に屠殺して取り出した脳組織を検査した結果、ばく露群でタンパクキナーゼCの活性に有意な変化があった;電子顕微鏡検査により、ばく露群でグリア細胞数の増加が見られた、などの所見を報告している。
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